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2023 新年にあたり 会長よりご挨拶

2023.01.04

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皆様、明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、昨年は年間を通じて世界的に災害の多い年でしたが、記録的な、過去にない、経験をしたことがないというような枕詞がつくものばかりでした。

国土の3分の1が冠水するという未曾有の事態となったパキスタンの洪水だけでなく、4月には南ア東部、5月にはブラジル北東部、インドのアッサム州、7月には豪シドニーなどで大きな被害がありました。

水害に悩まされた一方で、インド北部やさきほどのパキスタンで気温50℃前後を記録。ヨーロッパでも40℃近くになり、47℃を記録したポルトガルでは千人以上の人が亡くなりました。

日本でも7月に高知、埼玉、宮城、九州各県および山口で線状降水帯等の局地的豪雨が発生。さらに能登、熊本、茨城沖でマグニチュード5前後以上の地震が発生しました。

地震は別として、日本および世界中で起きている水害や干ばつは地球温暖化現象の影響と言わざるを得ません。

そんな中、年末に日本で記録的な降雪がありました。まだ耳慣れない言葉かと思いますが、線状降水帯ならぬ線状降雪帯-JPCZ(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)が豪雪をもたらしました。

「こんなに寒くて、雪がたくさん降るなら、地球温暖化などというのは嘘じゃないか?」と思われる方がおられるかもしれません。しかし、このJPCZを構成し、豪雪を降らした原因は地球温暖化に伴う、偏西風の蛇行、それに伴う異常気象なのです。そのロジックについては、三重大学大学院の立花教授の説明が非常にわかりやすいので、一度ご参照ください。

そして、この豪雪に対し、TVの各ワイドショーが現地ロケをし、報道していました。その中で非常に気になった事があります。

1つ目は、「国道のそばにC.V.Sやスーパーがあるから、渋滞に閉じ込められたドライバーたちも飲料や食料は、少し歩けば入手できますよね。」とタレントも有識者も発言していたことです。24時間以上も渋滞が解消せず、1時間に50mも動いてない状況では、各小売店への配送もマヒしています。当然、すぐに食べられるようなパンやオニギリ等はもう店頭に残っていないと考えるべきなのですが、店があいていれば商品があると思っているわけです。

また、大型トラックのドライバーに対するインタビューを見ていると、彼らプロのドライバーの多くが水などの飲料のストックをもっていない事でした。自動車という移動手段においても、災害にあえば当然、必要なものが入手できない事態を想定すべきなのです。

我々は。ながらくローリングストックという家庭内在庫への取り組みを提唱してきました。地震や水害の時だけでなく、今回のような豪雪の際にも重要な事だと思います。

大きな災害があるたびに、わたしが思いますのは、こんなに日本だけでなく、世界中の災害のニュースを目の当たりにしても、その場限りで、自分ごととしてとらえた準備がなされない事です。ある意味、自分自身がそういう事態にあうという想像力が欠けているのかもしれません。

昨年、大きな話題となったドラマにフジTV系の「silent」があります。このシナリオを書いたのが生方美生さんという29歳の方です。自称恋愛経験乏しいという方が、このドラマを書かれていて、想像力のすごさに感嘆します。

災害発生という事態に対しても、想像力を発揮して、準備怠りないようにしたいものです。地球温暖化はCOP(国連機構変動枠組条約締結国会議)の議論をみても簡単には解決できそうにありません。地震はともかく、水害や干ばつはかなりの確率で、我々の生活場面を襲う事は疑う余地がありません。皆さんそれぞれの事情や環境に応じた、よりよい備えができるように、今年はさらに取り組んでいきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

    NPO法人ママプラグ 会長  荻野 潔

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