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おぎりんのblog♪セカンドライフの生き方3
2026.02.02
カテゴリー:BLOG
前月はおっさんレンタルなるものがこの世に存在し、「面白そう」ってことで参画、ユニ・チャームで様々な職務を経験した事が役にたつ事になる・・・というところで紙面がつきてしまいました。
それではまず「おっさんレンタル」なるものが何者なのかからご説明したいと思います。2012年に西本貴信氏により創設され、すでに10年以上継続されているサービスです。中高年男性(まさにおっさん)を1時間1000円でレンタルできます。案件としては、恋愛相談からお仕事の悩み、家具の組み立てからエキストラなど多岐にわたっています。
その“おっさん”は全国に約70名おり、利用者は「おっさんレンタルのサイト」にアクセスし、それぞれのプロフィールを参考に、ご自身のニーズにあった「おっさん」を選定。レンタルを、申し込むというスタイルです。
わたしは、2017年から参画しましたので、丸9年になります。対応案件は584件(1月末現在)に上ります。リピーターも相当数いらっしゃるので、ざっと500人ぐらいの方のリクエストに対応してきた事になります。
レンタルの内容は「おっさん」ごとにかなり異なっており、力仕事や売り子さん、行列に並ぶなどの依頼ばかりの「おっさん」もいますが、わたしの場合はほとんどがご相談です。依頼者の80%が女性。お仕事に関するものと、プライベートなものがほぼ半々です。お仕事に関するご相談のうち、約半分が転職やキャリアに関するものです。残りが職場内でのコミュニケーションに類するものです。あと、数少ない依頼ではありますが、正月の餅つき大会で神様の衣装で一言語って、お餅を配るや、超過激なハードロックバンドのステージ上のパフォーマンスの相手役などというイベント系の依頼があります。
で、まさにお仕事に関するご相談において、ユニ・チャームで多くの職種・職務を経験した事が役にたっています。特に人事や、マーケティングなどの分野においては相談できる相手がかなり限られているようです。これらの分野ではピンポイントで相談を受ける事が多いです。また、プライベートな事象に関するご相談は特にそうなのですが、誰かに言いたいが、知り合いには言いたくないというような重い案件が多いです。
例えば、親子関係や夫婦関係でのトラブルや不満、仕事関係では転職相談などがそれにあたります。プライベートで一番重いのは相続に関するものですが、わたしは弁護士でもなんでもないので、ひたすら窮状を聴く事になります。
中には、海外の方と交際していて、その彼の海外にいる両親とリモートで顔合わせをする事になったが、まだ自身の両親にはその彼を紹介していないので、親になりすまして対応してほしいというような依頼もあります。しかし、これは完全に身分詐称ですし、お相手のご両親をだます事になりますので、お断りしています。
このように多種多様なご相談のご依頼に応えてきましたが、お仕事に関するご相談については、過去の自身の経験をふまえ、何かを改善する、改革していくための手順や、進め方についてかなりアドバイスをします。また、やってはいけない事や失敗した事もご紹介します。成功事例を参考にされる事は多いですが、その通り実行しても成功するとは限りません。しかし、失敗した事は、ほぼ100%同じ事をすると、失敗します。
プライベートな事象に関するご相談については、正解があるわけではないので、傾聴に徹します。ご自身単独で悩まれていると、ぐるぐる同じところを回ってしまいます。わたしという他者に理解してもらえるように話す事だけでも、頭の中が整理できます。もちろん、誰かに聴いてもらいたいという欲求も満たされます。難点は、深刻な案件ほど、話しながら泣かれる事が多いことです。リモートならまだしも、リアルにカフェなどで対応していますと、若い女性を泣かしているとは何事だというオヤジだというように見られてしまいます。
ともあれ、泣くという行為はカタルシス(自己浄化作用)でもありますので、お会いした後は、ほとんどの方が明るい表情になられます。とはいえ、女子大生にファミレスで3時間にわたって泣かれたときは、さすがに往生しましたが。
で、「おっさんレンタル」で対応する際に心がけている事は、まず「絶対に説教しない」事。先ほど述べたように傾聴する事が大切だと思っています。これは、過去人事経験ゼロで人事部長に、あるいはマーケティング経験ゼロでマーケティング部門の1部門の部門長となるなど、部下のほうが遙に仕事を知っている状態での部門運営をしてきた事から、まずは彼らの話を真剣に聴く事の重要だ、身をもって知ったからです。
そして、共感する事です。それも同情するというような事ではなく、知的に理解し、本当に相手の立場になって考えるエンパシーが重要です。
そして経験を活かす事が大切ではありますが、依頼者との対話を通じて、アップデートしていく事が大切です。まさにわたし自身、それまで知らなかった事、想像も出来なかった世界を知る事が、次の新たな依頼者への対応に役立っています。
シニア世代の3大リスクは「病気」、「貧乏」そして「孤独」です。その「孤独」を招いてしまう大きな原因の一つが、それまでの自身の経験に頼るがあまり、他人の言葉に耳を傾けない、また新しい習慣や技術になじめない事にあると思います。
M-plugの会長を務めさせていただき、理事やメンバーの皆さんとコミュニケーションする事で自身の知識や思いをアップデートしていますし、「おっさんレンタル」でも同様です。
セカンドライフにおける生き方で、大変重要な事項だと思います。
以上
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