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おぎりんのblog♪実態を知らない、古びた基準(モノサシ)の危うさ
2024.11.01
カテゴリー:BLOG
SNS、海外でいうところのソーシャル・メディア(FB・インスタグラム・スレッズ・Xなど)を毎日、閲覧しています。また、ほぼ毎日のように投稿しています。投稿にも大きくふたとおりあり、自身でテーマを設定、自身の生活でおこった事などを投稿する、いわゆるスレッドを立てるというのと、第三者の投稿に対し、コメントをつけるという投稿があります。わたしは、そのどちらも行っていますので、たまに議論をもちかけられたり、ごくまれに変な投稿者にからまれたりもします。
今回お話するのは、変な人ではなかったのですが、現状認識がわたしとかなり異なることから、議論をしかけられた件です。
古きよき昭和を懐かしむという主旨のスレッドで、プロ野球の某有名外野手(仮にZさん)がテーマに取り上げられていました。プレイヤーとしては本当に偉大な記録をたくさん打ち立てられた、素晴らしい方ではありました。たくさんの賞賛の投稿がついていましたが、わたしもプレイヤーとしての偉大さをたたえつつも、引退後のTVでの発言について、明らかに老害であるというコメントをしました。
どういう事かというと、彼はメジャーに進出した選手に対し、「日本に戻ってきなさい、今後もスタープレイヤーがメジャーに流出したら、日本の野球はダメになる」と盛んに自説を述べていました。さらに野球だけではなく、他の競技、ゴルフやサッカーなどについても海外に進出していた人達に戻ってくるように毎週のように話していました。
このようなZさんの主張どおりになっていたら、おそらく今のプロ野球の発展はないし、宮里藍選手の海外での活躍がなかったら、今の女子ゴルフ界の隆盛もないし、世界のメジャーで優勝できるような選手が出てこなかったでしょうと。サッカーなど、ヨーロッパのプロチーム在籍者を除いたら全日本のチームは成立しないです。これは日本だけの話ではなく、世界の女子ゴルフのランキング上位者に韓国勢が非常に多いのも、朴セリ選手がメジャーで3連勝した事で、韓国の子供達がゴルフでの世界進出を目指したからでしょう。
また、確か大谷選手のプロ入りの際も投手一本でいけと言っていたと書き込みました。
すると、ある方、仮にAさんとしますが、Aさんから「Zさんのおっしゃっていたとおり、日本のプロ野球は崩壊すると思います、今後引き続き有力選手がメジャーに行ったら、プロ野球を見る気がしない」という反論でした。それに対し反論を返すと、さらに「Aさんのお父様は毎日TVで巨人戦をみていたし、巨人以外のチームや選手の事もよく知っていた、大体平成一桁までは毎日巨人戦の中継があったのに、今はない、明らかにプロ野球は衰退している、20年後には無くなるだろう」というお説でした。また、その反論の裏付けとされて、あげられている言説の発信者がほぼ亡くなられているような方ばかりで、今の大谷選手や山本投手などの活躍を見ていない人の説ばかりでした。
そこで、これではきりがないと思い、柔らかく反論していたのをやめて明確にAさんの間違いを指摘しました。まず今やメディアの主役ではない地上波TVも基準に考えてはダメで有ること、実際に球場へ足を運ぶファンは増えていますと。Aさんのお好きなTVだけを考えても今やBSもCS他の配信メデイアも多数あります。わたしは阪神ファンだが、ペナントレース全試合TV観戦できる、もっと言えばファームの試合も全戦視聴可能。地上波しかご覧になっていないのではないですかと。
球場観戦の実数を考えても、巨人のV9時代には甲子園球場にいつ行っても観戦できたが、いまや前売り開始日の1時間後にはソールドアウトになります。ロッテがフランチャイズにしていた頃の川崎球場など、外野席では寝転がってみているファンがいて、TVの「珍プレー、好プレー」のネタになっていました。現在ロッテがフランチャイズとしているZOZOマリン球場でそんな光景はあり得ません。
実際にプロ野球場の観客動員数は今年も最多数を更新しています。コロナ期に落ち込んだ時期はありましたが、今年はコロナ以前を上回り、約2660万人の動員実績です。何をもってプロ野球人気が落ちているとおっしゃるのか理解できません。地上波TVの放映が減ったというような30年前のモノサシで考えられているからでは?また実際に球場という現場に足を運ばれていないのではないですか?とコメントをしたら、その後は完全に沈黙となってしまいました。
わたしからすると、Aさんのご意見は、実態を見ずに、物事の判断基準、すなわちモノサシも過去のモノであるための誤解だと思いました。
10月27日の衆議院選挙で自公の政権与党の惨敗という結果となりました。裏金問題が今回の選挙に大きく影響を与えた事は間違いないでしょう。しかも自民党の公認を外された議員たちの発言を聴いていると、自分達を非公認にした執行部に対する恨み節ばかりで、国民感情を全く理解していないように感じました。円安による物価高による市民の暮らしぶりを含め実態を知らないと言わざるをえません。たかだか数百万円がなんだ、わたしは国政に尽力しているのだからという驕りなのだと思います。
しかし、この件以外にも選択制夫婦別姓や、マイナンバーカードの運用など古めかしいくせに妙な事にデジタル化を進めているという事にどれぐらい国民が反発しているのかということもよく理解していないように感じます。コロナ期の国会答弁に向けての官僚と議員の打合せに、役人達が山のようにコピーをとって、議員会館に出向いていた光景を見てぞっとしました(すでにリモートミーティングのインフラがあるにも関わらず)。
本当に困っている人達の実態をよく理解いただき、現状から未来につながるモノサシを改めていただきたいものです。
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