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おぎりんのblog♪いつ歯医者に行きますか?

2024.07.03

カテゴリー:BLOG

皆さんは歯医者さんにいついかれますか?というより、どういう時にいかれますか?おそらく大半の方が、歯が痛む、違和感があるという状況になってからではないでしょうか?わたしは、60歳を過ぎてから2カ月に1度の頻度でメンテナンスを受けています。虫歯に全くならないわけではありませんが、痛む前に治療を受けているので、概ね簡単な治療で終わります。おかげで71歳になりますが、歯の根元まで含めれば1本も欠けることなくそろっています。

 

歯の治療については、日本では諸外国に比べ比較的安価ですが、それでも虫歯や歯周病が進行して、おおがかりな治療になると、保健適用範囲との兼ね合いもありますが、数万円、数十万円の費用が発生します。歯科治療というと、多くの方が、時間がかかる、音がいやなどの理由で足が遠のきやすいのかと思います。

しかし、痛んでいるのに、我慢する、歯茎の緩みを自覚しながら放置すると、後で治療に多くの時間と費用を費やす事になります。冒頭申し上げたようにわたしは2カ月に一度、1時間弱の時間を割いていますが、結果的に時間と費用を節約している事になります。

 

あるTV番組で、欧米諸国は歯が悪くならない、痛まないようにするために歯科に行くが、日本は虫歯が痛むなどの症状が出てから、それを治すために歯科に行くという話を聞きました。そこで色々とデータを探索してみましたが、あまりの彼我の差に驚きました。

 

千葉県、東京都で診療されているライオン歯科さんのHPがわかりやすかったので参考にピックアップしてみます。予防が世界一進んでいるのはスウェーデンです。1989年に始まった「8020運動」(80歳で歯の残存20本という意味)の時点で、歯医者さんへの定期受診率が大人で80~90%、子供では100%です。アメリカ合衆国でも80%と高い受診率になっていますが、これは日本のような皆保険制度がなく治療費がべらぼうに高く、予防する意識が高いようです(アジア圏でも歯科治療は高額な国が多く、わたしがユニ・チャームの人事部長時代、海外現地法人赴任者には、赴任までに必ず歯科治療を完了するように指示していました)。英国も70%の人が定期的に歯科検診・クリーニングを受けています。で、我が日本はというと、なんと6%!!比較にもならない格差です。

 

この定期検診受診率が、そのまま歯の残存数に表れています。1989年における各国の70歳における残存本数がスウェーデンで20本、米国が17本、英国が15本、対して日本はなんと8本!まさに定期検診受診者と残存本数が比例しています。その後日本でも近年予防と口元の美しさへの意識が高まり、改善はされてきています。各国も改善され、スウェーデンでは8020がすでに達成されています。しかし日本では13本となっており、まだまだその差は大きいのが現状です。

 

その解決に向けては、」「治療歯科」から「予防歯科」への移行がカギとなると、ライオン歯科さんのHPでは力説されています。早くに治療歯科から予防歯科に移行してきた欧米各国における残存歯数の実績がしめしているとおりです。で、実はさらにショッキングなデータが出てきています。

 

単に歯の健康だけでなく、歯の残存本数が身体の健康そのものに大きな影響を与えているという事実です。特に奥歯の残存本数によって、なんと認知症の発生率が2倍にもなるという事です。また認知症に限らず、健康に大きな影響があるようです。

 

わたしも古希を越えてから、自身でもいやになるようなオオボケをしてしまっていますが、今後さらにボケが出ないように少しでも役立つ事は実践したいと思っています。人生100年とはいえ、出来れば食事制限のある病気と共に、認知症は避けたいところです。

 

この続きは、恥ずかしながら、わたし自身のオオボケのご紹介と共に、予防歯科の重要性他、ボケ防止に向けて実行していることなどを次月、お話したいと思います。

以上。