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おぎりんのblog♪自己判断の危うさ

2024.04.01

カテゴリー:BLOG

元旦の地震により被災された皆様に心より、お見舞い申し上げます。一日も早い復旧と、皆様のご健康をお祈りしております。

 

4月といえば、入学式があり、新社会人としてスタートする方も多く、いかにも元気が出るような話題でスタートしたかったのですが、少々残念なテーマです。

 

そんなテーマになったのは、わたしが、3月24日の日曜日に憩室炎を発症してしまい、夜になって痛みが増して、病院の救急外来に行ったものの、3時間待ちでかなりつらい思いをしたからです。待ち時間はかなり辛かったですが、診察後は担当のものすごい早口の女医さんがテキパキと造影剤つきCTや、その後の鎮痛剤の点滴などをすすめていただき、かなり落ち着きました。

憩室炎自体、初めての経験ではありません。昨年の2月8日にも発症し、今回同様、救急外来でお世話になりました。このときの経験が全く活かされずにまたまた救急外来に駆け込むはめになった事を強く反省しています。

 

昨年、初めて発症した際には、憩室炎という病気自体、知りませんでした。最初に違和感を持ち、その後痛みに変わりました。しかし、以前から尿管結石をほとんど持病のように経験していたため、「またか」という感じですぐに対処する必要性を感じなかったのです。また当日はリアルのミーティングが昼間に2件、リモートのミーティングが夜にあり、ばたばたしていた事もあり、痛みが紛れていた事も否めません。

 

しかし、夜のミーティング終了後、どんどん痛みが強まりました。さすがに耐えきれず、長男に運転を頼み、近くの病院の救急外来に駆け込みました。

この時点でも尿管結石だと思っていましたので、比較的待ち時間少なくて助かりました。しかし、診ていただいた医師が、様々な質問を投げて来られる事に少々いらつきながら、とにかく早く鎮痛剤を出してほしいという思いでした。ところが血液検査やCTを撮ると言い出され、驚きました。落ち着いて考えれば、結石であれば痛みのポイントが少しずつ動きますし、多少の血尿が出るはずですがそれもありませんでした。

 

検査の結果、憩室炎であるという診断がなされ、説明をいただきました。大腸などの壁できた憩室と言われるくぼみに炎症が起きる病気であり、そのくぼみに便などが長時間つまり細菌が増える事で炎症をおこす事で発症するというのです。またわたしの場合、炎症だけですみましたが、腸壁から出血した方もいて、その場合は数週間絶食しての治療になるとの事でかなり怖い病気です。で、抗生物質や鎮痛剤等をいただき、服用する事でことなきを得ました。

1カ月後に大阪での古希ライブを控えていたタイミングでもあり、的確な診断と治療を施していただいた医師には感謝あるのみです。

 

このような経験を持ちながら、今年また同じ間違いを犯してしまいました。

3月23日の土曜に、代官山TSUTAYAさんで、わたしが7年間継続している「おっさんレンタル」のトライアルイベントがあり、それに参画していました。その途中からまた違和感を持っていましたが、トライアルでの対応等が忙しく痛みが紛れてしまいました。また、その日は朝から何度か血尿も出ていたため、完全に結石だと思い込んでしまいました。結石ならば出てしまえば、なんともないので、その日は放置してしまいました。さらに翌日の日曜もかなり気にかかる「おっさんレンタル」のお客様とのセッションが午後にあり、準備も含め、そのままにしてしまいました。

 

しかし、そのセッション後、夜になってますます痛みが強くなり、我慢出来ない状態に。ここに至ってようやく昨年の憩室炎のときの事に思い至り、昨年と同じ病院の救急外来に駆け込む事となりました。そのため、昨年以上に待ち時間が長くつらい思いをすることになってしまいました。

せめて、昼間に病院に行っていれば、もっと言えば、土曜の時点でも昨年の事をふまえれば、病院に行っていても、おかしくありません。確かに造影剤つきCTの映像に膀胱におちた結石がくっきりと写ってはいました。しかし、痛みの質(文章で表現するのは難しいですが)は、昨年の痛み方とほぼ一致していました。

気持ちのどこかで、最悪の結果をおそれ、憩室炎とは違ってほしいというところがあり、判断を間違えてしまったようにも思います。

 

ドラマや小説で、身体が痛んでしまっている、あるいは病気が重くなっている登場人物が「自分の身体は自分が一番分かっている。」などと話しますが、これが最大の間違いです。

また、これは病気やケガだけにとどまらず、自分自身を客観的にみることは、なかなか難しいと思ったほうが良いです。

自身の“振るまい”や仕事ぶり、人材育成などについても、周囲の人や人材育成のプロに評価してもらい、改善の道を得る事が重要です。ましてや病気やケガについては、医師やリハビリテーションのプロの見立てこそ重要です。

スポーツの世界において、どんな一流の選手でもコーチが指導している事がそれを証明しています。

 

何か、ピンチにおちいったときこそ、信頼できる人に意見を求め、自身の考えや思い込みをただしていくことで、よりよい結果が望めると思います。と、自身に言い聞かせているところです。

以上