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おぎりんのblog♪サッカーワールド杯に思うこと

2026.07.01

カテゴリー:BLOG

前々月の娯楽やメディアの栄枯盛衰の一端から、それと共にSNSに依存しすぎる事の危うさ、そして前月はAIとの付き合い方や、ネット上にはびこる真偽不確かな情報などついて、私の考えを述べさせていただきました。

 

そして、相変わらずメディアの栄枯盛衰や、昭和にはこんな事があったのですか?こんな事をしていましたかという質問をFBやthreadsでよく受けます。また以前お話しした娯楽の変遷とともにスポーツに関する関心も大きく異なってきています。直近最も関心を集めているのがサッカーのワールド杯というのは間違いのないところでしょう。この稿を書いている時点では、日本の予選グループFでオランダに次ぐ2位通過が決まり、決勝トーナメントの相手がブラジルになったところです。・・だったのですが(この未明に1-2で逆転負け、しかし前半は素晴らしい出来。ドイツやオランダがPK負けだったところからもチャンスはありました)。このリーグ戦の放映時間が必ずしも、国内の視聴者にとって、都合の良い時刻ではなかったにも関わらず、視聴率はチュニジア戦が世帯平均視聴率で30.2%、オランダ戦が27.1%と近年のスポーツ中継としては高い数字をはじき出しています。

 

それでは、昭和の頃のサッカー人気がどれぐらいだったのか?端的に分かるエピソードを思い出します。わたしが小学6年生の時に東京オリムピックが開催されました。その頃の給食の時だったかと思いますが、担任の教師から「オリムピックのチケット、まだ買えるのはあるのかなあ?」という質問が投げられました。そのとき、最近の言い方で言うオリムピックお宅みたいな生徒から「サッカーだったらまだあるみたいですよ」という返事が。それに対し、教師からは、「チケットがあっても興味のないものを、わざわざ観にいってもしょうがないし」と。まあそんな感じは、決してこの教師だけでなく、一般的なものだったかと思います。

 

その頃、日本のサッカーはまだJリーグどころか、実業団中心の日本リーグ(JSL)もまだ始まっていません。オリムピックの翌年1965年にようやく結成、リーグ戦が始まるという段階でしたから無理もありません。それでも、1968年のメキシコオリムピックで釜本邦茂や杉山隆一、小城得達(おぎありたつ)らの活躍で銅メダルを獲得。70年代前半までサッカーブームがおきます。しかし、その後は冬の時代に。海外の有名チームとの試合以外は観客が集まらない状況になります。

 

その長い低迷期からプロ化を推進しようとする勢力が強まり、1991年11月にJリーグが結成。そして1993年5月にリーグ戦が開始されます。その後の発展はご承知の通りですが、2002年のワールド杯日韓共催で、両国ともに予選リーグを突破したことで大いに盛り上がった事が、Jリーグの発展に大きく寄与しました。

 

今回のワールド杯では、主将の遠藤航、三苫が怪我の影響で招集されず、久保健英も参戦したものの負傷で出場出来ないというような状況でもリーグ戦を突破できるという充実ぶりです。Jリーグの発展と共に、実力のある選手たちが、欧州などの海外チームに飛び込み、鍛えられてきた結果だとおもいます。決勝トーナメントブラジル戦の健闘は、その表れでしょう。

 

一方日本におけるナンバー1のスポーツは、相変わらず野球です。特にプロ野球の人気チームの観客動員はすさまじく、年々歳々、観客動員数を更新しています。我が阪神タイガースの主催ゲームなど、ペナントレース開始前の3月には完売というような状況です。1980年代までは、わたしも大阪にいましたので、頻繁に甲子園球場に観戦に行きました。その頃ですと、当日に時間があいて観戦にと思っても余裕でチケットがありました。1985年の日本一の年はさすがに入手困難でしたが。

 

一方アマチュア野球の世界に目を転じると、春・夏の甲子園で行われる高校野球は変わらず人気があります。アマチュアスポーツでこのように人気があるのは、世界的にみてもかなり珍しいように思います。

これに比べ、大学野球は高校野球ほどの観客動員力はありません。最も人気があると思われる東京6大学のリーグ戦でも神宮球場の外野席は解放されていません。内野席だけでも余裕がある状況です。そんな中、今年の全国大学野球選手権は開催球場である東京ドームに2度も観戦に行きました。それは全国27のリーグ戦を勝ち抜いたチームが集まった中に久しぶりに母校の関西大学があったからです。

そして、なんと54年ぶりに全国優勝を果たしました。54年前はわたしが現役であった時で、2年先輩の山口高志さん(松下電器を経て阪急ブレーブスでリリーフエースになった剛速球投手)をエースに擁していた時です。優勝後の監督インタビュー時に監督が「山口高志さんやりましたよー」と叫ばれた時は、思わずジーンとしました。

と、わたしにとっては、プロもアマチュアも発展し続けているように思いますが、少し気になる事があります。

 

先日、今年度、わたしが住む町内会の班長に指名を受け、会主催のミニスポーツ大会をお手伝いした時の事です。担当したのは、トスパッティングのコーナーで、オモチャのボールとバットで対応しました。予想外に多くの子供たちが集まり、こちらはへばってしまう事態でした。ただ気になったのは、ほとんどの子供たちが野球そのものは、初体験だった事です。

私達が子供の頃は、空き地がたくさんありましたし、公園の一角でいわゆる三角ベースで遊んでいました。最近は、ボールを使用した遊びは公園ではほぼ禁止になっています。

 

リトルリーグ的なチームや少年サッカーのクラブはありますが、一般的ではないでしょう。せっかくサッカーも野球も、それこそバスケットボールやバレーボールでも世界に出て活躍している選手達のおかげで、そういう姿に憧れ、スポーツに取り組む子供達はたくさんいます。それが減少するのは、少子化のトレンドの中、さらに淋しい状態になってしまう事が危惧されます。